NHK教育にて5月から土曜午後6時半から放送しているアニメ。
「電脳コイル -COIL A CIRCLE OF CHILDREN-」。
http://www.tokuma.co.jp/coil/index.html結構面白いです。原作・脚本・監督:磯 光雄。
「エヴァンゲリオン」,「攻殻機動隊」などの
有名劇場版作品に原画担当などで参加なさっている方です。
光線のエフェクトなどが表情豊かで引き込まれてしまいます。
小説版は宮村優子さんが担当されています。
時は202X年。そう遠くはない未来のお話です。
メガネ型のウェアラブルコンピュータ「電脳メガネ」をかけた
小学生たちがリアルヴァーチャリティ空間で様々な不思議な
出来事を体験していくというお話。
実際にウェアラブルコンピュータを外国の方が開発なさっている
特集記事を見たことがありますが、そのときは
まだモニターやキーボードをまんま装着しているといった
感じだった思います。
携帯電話も最初は電話だけの機能でしたが、現在ではまさに
小型パーソナルコンピュータと言っても過言でないほどの
機能をもつようになりましたね。
そういう意味ではもう既にウェアラブルコンピュータの
時代には近付いてきているでしょう。
先進国(あまりこの表現は好きではありませんが)では
もう既にコンピュータの無い世の中は想像できない
レベルにまで達しています。そもそも無ければ
社会自体が大きな支障をきたしてしまうでしょう
どんな革新的な技術も浸透し、民衆に普及してしまえば
何の疑問も抱かなくなってしまうのが普通ですが、
果たしてそれで良いのかときどき不安になることがあります。
トンカチやハサミと同じように単純にPCを扱ってよいのかという
問題です。既にツールとしての存在をコンピュータは
超越しているように思えてなりません。
それはコンピュータの機能如何の問題ではなく
使う人間の潜在的な意識による規定の問題の方に
大きく関わっているように思えます。
人間のせいではなく、コンピュータに過失責任を問うという
描写がこの「電脳コイル」のなかにあって深く考えさせられます。
責任の所在すらもコンピュータが担う時代が
確かに来ているのかもしれません。
「体制」への依存は、「当事者」を不在にさせてしまいます。
今一度人間とそれにかかわるツールについて考えることも
必要な気がします。