今日も今日とて、とぜんでございます。

20代偏屈オタ男が日々とりとめないことを 書き留めるための随想録。 そしてそれは落書帳。 そしてそれはネタ帳。

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第6章:古都を望む

名古屋を後にした一行は
エースが指し示した都市、京都を目指す。

名古屋からは岐阜、滋賀を通り、京都へ出ることになる。
琵琶湖沿いの田園風景はなかなか心を和ませてくれる。

しかし和む風景ばかりでは、はっきりいって退屈ではある。
そこでやはり「ポーカーフェイスババ抜き」をプレイしていた。
だが「ポーカーフェイス」とは大袈裟にババ抜きに
付いているものの早い話ただのババ抜きに変わりはない。
もちろんサマをやったやつはきつい罰則が科せられるという
点ではスリリングではあるが、小指か野口さんが一枚
吹っ飛ぶという重い罰が下るとあらば
誰も好き好んでイカサマはしない。

そこで新しいルールを提案した。
「古今東西」も混ぜるというものである。
カードを引く際にお題に沿ったものを一つずつ言っていくのである。
ゲームや企画に対してはあまり深く考えないのは幸か不幸か
この4人の特徴である。あっさり新ルールは採用された。
かくして更にゲームは進化して
「古今東西ポーカーフェイスババ抜き」となった。
もはや長すぎる。復唱するのが鬱陶しい。

やってみるとババを抜くという緊張感は言葉を考えている間に
かなり削がれてしまうがそれなりに楽しい。

最初の方のお題はオーソドックスなもので、国名だとか、
歴史上の人物名だとかそこらへんのテーマで進められた。
これがまた滑稽で「フランシスコ・ザビエル!」とか
言いながらカードを引く姿ははっきり言って不気味である。
しかし疲弊しきった精神では周りの乗客の目線など
気にならなくなっていたようである。

この旅行記の中で既に半分がババ抜きのことで
内容が埋まっているような気がするがどうか
ご容赦いただきたい。下らないことではあるが
その下らなさもかけがいのない「旅の一部」で
あることには変わりはないと私は思っている。

歴史上の人物を叫びながら我々は古都京都についた。

070810_1750~京都駅


京都に着いたのは8月10日、午後6時のことである。
うっすら辺りは暗くなっている。京都駅は何度か訪れたことが
あったので多少の親しみはあった。
京都駅はなによりでかい。駅前の巨大な階段などは
なかなか壮観である。黒を基調とした床や壁、
そして天井はトラス構造により三角形のモダンなデザインで
構成されている。古都京都とは対照的に非常に近未来的な
空間であり空港のような佇まいを感じる。

そそくさと駅を出て向かうのは京都タワーである。
3階に「ふたば書房」さんがあるからである。
さっそく京都で大阪のものを含めタウン誌を購入。
この旅の目的をまずはこなす。

070827_0028~京都大阪タウン誌


「京都CF」と「世界レベルの大阪ええもん」と題している。
これを買ったところで一つも観光できないところが
悲しいことである。それでも見ているだけでも
観光している気分になる・・・わけがない。

とりあえず、この後大阪に向かわなければならないので
大阪のタウン誌もここで購入を済ませた。

本屋のとなりに古いゲームコーナーがあった。
「ポップンミュージック2」と「ココロジー」と
「ハイパーホッケー」、そしてもっとも白熱した
空気圧で浮かんでくるピンポン玉を素早くキャッチして
制限時間内に豚の口に30個ぶち込むと景品がでるという
懐かしいゲームをそこで嗜んだ。

4人挑戦するも一人も30個、豚の口にピンポン玉を
食わせることはできなかった。最高記録は私が
28個放り込んだのだが、明らかに最後の10秒のカウントが
早くなっている気がする。しかしそれが昔のゲームの
阿漕さであり良さでもあるので許そう。

ゲームで気分をリフレッシュした一行は
せっかくなので京都タワーを登ることにした。
京都タワーではキレイなエレベーターガールが
展望台まで案内して下さった。

エレベーター内に京都タワーを案内する
アナウンスが流れているのだが良く聞いて見ると、
説明する言葉の語尾に「どすぇ」がついている。
アナウンスが舞妓調になっているのである。
正直言うと少し笑ってしまった。
ドライでクールなアナウンス声で「京都タワーは131mどすぇ」
とか言われるとさすがに滑稽すぎる。
最後は「本日は毎度おおきに、またおいでやす~」と
流暢に締め括られるともはや敬服せざるを得ない。

KC290001_0810~京都展望


これが展望台の景色。美しい。珍しくパノラマサイズで
撮影している。古都保存法で守られた景観というのか、
高い建物が存在していないのである。こうして眺めていると
山々に囲まれた盆地であることがよく分かる。
この山々に大文字が刻まれるのかと思うと胸が高鳴った。

しばらく景色を堪能した後、一つの問題に気付いた。
それは夏の猛暑における汗である。
男4人が密集して汗をかいていることを考えると
風呂、シャワーの類が絶対必要であった。

しかしそれを見計らったかのように京都タワー地下には
大浴場が存在していた。ありがたい、誠にありがたい。
さっさと舞妓エレベーターを下り風呂場を目指す。
この辺りで皆が関西弁や京都弁を喋っていることに
なんとなく感動していた。同じ日本でも東の人間からすれば
エキゾチシズムをなんとなく感じずにはいられない。

さっさと服を脱ぎ捨て浴場に踊り出る。
実はまこと汚らしい話なのだが荷物をとにかく
軽くするという命題に沿った結果、
衣類を大幅に削るという策を講じたので
ジーンズは一本しか持ってこなかったのである。
なのでいずれどうにかしなくてはならないという不安があった。
そんな不安を友人と語りながら体を洗い
風呂につかる頃にはすっかりそんな不安も忘れてしまっていた。

浴場は一般的な大衆浴場といった感じで
地元のおじさま方も愛用しているようである。
むしろ私たちのような観光客の利用は少ないだろう。

汗と垢と共に旅の疲れを湯に流し、
冷たいドリンクを胃に流し込んで外に出ると
辺りは既に夜の闇が辺りを包んでいた。
といっても京都駅周辺は賑わいを見せ
美しく煌びやかな街灯の明かりが街を照らしていた。

070810_2006~夜の京都駅

070810_2009~京都タワー


時刻は午後8時を廻っていた。
巨大な蝋燭に似た京都タワーを名残惜しく見上げ
「今日は大阪で粉モノをかっくらい眠ろう。」
そう心に決めると心なしか静岡駅マックでの
あの荒んだ気持ちがいつしか消えている自分に気付く。

旅はやっぱりいいもんだ。恐らくこのとき
4人にそんな温かな感慨が生まれていたと思う。

食い倒れの街、日本の台所大阪へ、
夜の闇を突き抜けて電車は4人を乗せてひた走る。


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隼んver.2.1

Author:隼んver.2.1
性別:男
出身:北海道札幌市
現住所:神奈川県横浜市
血液型:不明(いい加減知りたい)
職業:小売・販売業
これまでの迷言:
おれ達は前を見ることしかできない。
好物:ラーメン(何味でもかまわんです。)

少年老い易く、学成り難し。
もう少年でもないので、
老いてゆかぬよう頑張ります。
おっさん老い難く、学成り易し。

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