今日も今日とて、とぜんでございます。

20代偏屈オタ男が日々とりとめないことを 書き留めるための随想録。 そしてそれは落書帳。 そしてそれはネタ帳。

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第7章:鉄板オーケストラ

京都から電車に揺られて一路大阪に着いたのは
8月10日、午後9時のことであった。

流石に京都-大阪間は人も多く電車も賑わいを見せていた。
関西弁が飛び交う車内の様子を見ていると西まで
来たなという気分にさせてくれる。

070810_10大阪駅


大阪駅を飛びぬけこの旅2件目のドドールに入る。
フレッシュグレープフルーツジュースを飲みながら京都で
購入したタウン誌「世界レベルの大阪ええもん」に目を通す。
この雑誌は大阪の中でもコアなものを紹介している
雑誌であり、なかなか興味深い内容ではあるが
一日しか滞在てきない我々にとっては観光者向けの
ど直球、ど真ん中の名物が食べたいのが心情である。

大阪といえばやっぱり粉モノ。
たこ焼き、お好み焼きしかない。
地図などもあんまり見る気力も起きず、
とりあえず明るい商店街の方を目指すことにする。

070810_2119~大阪の夜


大阪駅前はやはりキレイだ。東の東京、西の大阪である。

しかし駅を出てからどうにもたこ焼きの匂いがする。
やっぱ大阪人は体臭もたこ焼きの匂いがするんだろうかと
大阪人の方が聞いたらボッコボコにされそうなことを
呟きながら歩いていた。

それもそのはず、駅前そこらにワゴン車で
おっちゃんがたこ焼きを焼いて売っているのである。
まさかここまで、コテコテの大阪臭をかがされるとは
思っていなかったので少し驚いてしまった。
たこ焼き屋台が普通に散在していることに
少々のカルチャーショックを受けた。

アーケード街についた我々は一通りぶらつき
飯にありつくための店を探す。
真っ直ぐアーケード街を闊歩していると
風俗「激安案内所」を発見するが、
残念ながら性欲ではなく今は食欲が優先である。
もとより豪遊する潤沢な資金がない。

引き返し、結局アーケード街入り口付近まで戻り
少々並んた後、お好み焼き屋に入ることにした。
正直もう辛抱たまらなかった。
うろついている間にいつのまにか時計の針は夜11時を
指そうとしていたのである。

「お待たせしましたー」の声を合図に足を踏み入れる。
店内に流れるジュージューという鉄板の上のおいしい
オーケストラはそれだけで私たちをパブロフの犬へと変貌させる。

とりあえず紙の前掛けを店員さんにいただき行儀良く首にかける。
こうなるともう宛らただの犬である。
東で生きてきた私は恐らく満足にお好み焼きを
焼くことができないし、旅の面子も流石に少々疲れが見えるので
とりあえず店員さんに焼いてもらうことにした。

070810_2231~大阪お好み焼き


流石手際がいい。タネと具をグルグルとかき回し
ベタンと鉄板に丸く敷く。思っていたよりもかなり分厚い
お好み焼きの姿は結構な迫力があった。

一回ひっくり返し、しばらく待ちまたひっくり返し、
最後にもう一度ひっくり返す。
この間に何ミリリットルのヨダレが出たのかわからない。
まさに垂涎の一品である。

目の前に完成したお好み焼きが鉄板の上に
静かに焼かれる音を立てながらドーンと4枚居座っている。

KC290003_0810~大阪お好み焼き


キレイにソースとマヨネーズが塗られ
なんともいえない神々しい照りを発している。
「いただきます」を言うのがこれほど
待ち遠しかったことは久しぶりである。

とりあえず食べてる間も収録はするのだが
うまいものを食っているときはまったく4人とも喋らない。
だから実は食っているときの収録は殆ど意味がない。
ただムシャムシャと食べている音しか入っていないと思う。
というか説明なんかしなくても、まずいはずがない。
「うまい!」という一言だけで十分伝わると私は信じている。

ちなみに一枚だけ何にも塗られていないものがあるが
これは私が注文した「なにわ焼き」というもので
ソースではなく、つゆを付けて食べる。

070810_2247~なにわ焼き


大根おろしをつゆに溶かし、それに付けて食べる。
あっさりいただけるのでなかなかお薦めである。
味はやはり明石焼きに近い。
ただ王道はなんといってもソースであると思う。
最初から考えていたことだが4枚を4等分して
皆で分け合ってそれぞれを堪能させていただいた。

こういうときやはり旅の仲間がいると数倍も
楽しめるものだなと純粋にこの面子に感謝をする。
中でも牛スジとこんにゃくを具に入れた
通称「スジこん」は東には存在しない味であり
誠に美味であった。

特筆すべきことは食事の間、恰幅の彼がものすごい
勢いで水を消費しているということである。
多分食事中に彼は悠に1リットルは軽々と
水をその胃袋に流し込んでいると思われる。
人間ダムである。貫禄のある体はこうして
作られるのかと少々関心してしまった。
このままでは店が水不足に陥るので出ることにした。


店を出ると既に日付は変わり、8月11日深夜であった。
今日の寝床は既に場所を確認していたインターネットカフェ、
またの名を漫画喫茶、通称「漫喫」である。

今後寝泊りは全て「漫喫」ですることになる。
それはもっとも重要な旅のファクターである睡眠を
確保する場所である。実は私は本格的に漫喫を利用するのは
始めてのことである。ちょこっとだけなら滞在したことは
あるのだがそれも2時間くらいの話であり、どっぷりと
座って漫画を読んだことはない。今回の旅で私は漫喫を
文字通り満喫させて頂くことになった。

早速4人会員申請をしてカードを作って貰う。
しかし流石に夜を漫喫で過ごすという人は多く
席はマッサージ席が2つ、普通の椅子席が2つと
残されているのみであった。
これは公平にじゃんけんしかない。

「・・・じゃんけんぽん!あいこでしょ!」

大の男が4人威勢よくじゃんけんをする姿を見て苦笑いをする
店員を尻目にセンス派である私と恰幅の彼は見事に・・・負けた。
すなわち「ただのイス」で一夜を過ごすことが決定した。
やはり流れはデータ派が握っているようだ。
神様はよくわかっている。

果たして気持ちよく大阪の夜明けを
見ることができるのだろうか。
整頓されて静まり返った漫画喫茶のブースは
何も答えてはくれなかった。不安だけがこんこんと募るのであった。


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隼んver.2.1

Author:隼んver.2.1
性別:男
出身:北海道札幌市
現住所:神奈川県横浜市
血液型:不明(いい加減知りたい)
職業:小売・販売業
これまでの迷言:
おれ達は前を見ることしかできない。
好物:ラーメン(何味でもかまわんです。)

少年老い易く、学成り難し。
もう少年でもないので、
老いてゆかぬよう頑張ります。
おっさん老い難く、学成り易し。

リンクフリーでございます。


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